日本銀行は景気のサイクルに合わせて、
金利を調整しています。
金利や景気に影響を受けやすい株や、
受けにくい株がありその性質別に分類する事ができます。
金利敏感株
金利が低くなると、お金を借りやすくなります。
又、これまで多額の負債を抱えている企業にとっては、
返済する利子が減るので大きなメリットになります。
このように低金利のメリットを受ける業種の株式の事を
金利敏感株と言います。銀行、証券等の金融株がそれに当たります。
景気循環株
景気は好景気と不景気を繰り返します。
この景気の波によって、
株価が影響を受けやすいのが景気循環株です。
例えば、景気が悪くなると消費者は商品を買い控えます。
そうなれば商品を作る会社の業績は悪化します。
逆に景気が良くなれば消費者の購買意欲は増し、
商品が売れ会社の業績は良くなります。
このように景気の波に左右される性質がある
鉄鋼、紙パルプ、化学など製品の材料となる業種。
又、これらの素材を加工して製品化する機械、精密、電気などの
銘柄が該当します。
非景気循環株
景気の動向に左右されにくい株の事を
非景気循環株( ディフェンシブ株 )と言います。
例えば、食品や薬品、電力などは生活必需品の為、
消費者の需要は景気にそれほど影響を受けません。
このような銘柄は、景気後退期にディフェンシブ株として注目され、
景気循環株などに比べ値動きが相対的によくなる傾向があります。